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Twitterで拾ったネタですぜ。【戒名1文字編】

詐欺にあって可哀想ですね。もしくはガセのほら吹き。

 このツイート主は投稿を削除したらしい?正直よく見てないんだけど、色んなお坊さん・僧侶が反応してますね。当たり前ですが、宗旨・宗派関係なしに「有り得ない」本当ならその位牌もしくは記録を見せてほしいとか、本山に問い合わせてほしいと言われています。
 それに対して炎上を楽しんでる一般の方もお気持ち表明してるけど、どれも現実的な回答してないなぁと思いましたね。多分擁護してる人は実際には身内が亡くなったり葬儀に立ち会ってはいないと思います。まぁ、それだけ世の中の大富豪寺院が好き勝手やらかしてくれた結果ですけど(もしくは新興宗教。その辺は詳しくない)そのとばっちりを受けるのは田舎にある限界集落の小規模寺院なんだよなぁ。

わてくしの所感でございます。

 【何度聞いても「いくら払えばいいか?」を教えてくれないから(以下略】
 お布施ってのは金額を言ってお預かりするものではないので「お気持ちでいいですよ」と答えます。金額を提示する訳にはいかない事情としては営利活動ではないからです。お預かりしたお布施はまず寺院の会計に入ります。寺院会計から住職や所属僧侶に対し給料という形で振り出しますので、少なくとも葬儀の際にそのまま僧侶の懐に入る事は絶対にありません。(給料なので所得税の対象になります)
 金額の多寡について、どうしても知りたければ業者さんに聞くのがいいかな(葬儀屋・派遣会社等が発表している金額表が参考になるかと思います)まぁ地域の相場みたいなものがあるはずなので、お願いした葬儀屋・派遣会社のスタッフに聞くのが確実です。そういうことについて悩まずに済ます為に葬儀屋がいるんですしね。分からない事は葬儀屋に聞きましょう。
 もしわたしが関わった葬儀でお布施の額を聞かれたとしても葬儀屋に振りますし、自分で答えるとしたらこの辺りの地域では〇万円~〇万円で平均〇万円・・・みたいなボカした答えをするのが精いっぱいですかね。

 【面倒くさくなって5万円しか包まなかった】
 これ葬儀(1日葬か通夜もあるのかでもまた変わるが)のお布施なのか、永代経(永代供養)料込みなのか分かりませんね。わたしの感覚では臨終勤行(枕経)・通夜・葬儀全部入りに思える。だって田舎だからね・・・この辺りの地域相場は3万~10万で平均5万円くらいですよ。お布施がいくらであろうと、我々浄土真宗本願寺派僧侶の葬儀はやり方一切変わりませんのでね。なのでお気持ちでと答えるんです。
 ちなみに、広島県や山口県だと大体10万~15万円に別途御車駕料(交通費)通夜も行うなら、宿泊になるので宿泊料もしくは宿の手配をしてもらえてますね。これらはすべて「護持会費を納めていただいている檀家(門徒)様」です。さすがにそうでない方に対してはモノ申したくなるのも分かるけど、だからって戒名(浄土真宗では法名という)1字は有り得ないけどね。これだと葬儀も適当にされたんちゃうかな。10分で終わるとか・・・(これも以前どっかで見たな( ´艸`)
 このサイトで公開している葬儀やご法事のお布施提示額は半年前のブログにも書いた通り、ユ〇クエ〇ト・〇さなお葬式や、〇り〇う〇〇さん便など、自分が派遣登録しているところの金額を参考にしていますし。あれ皆さんがお支払いしていただくお布施から6~7割抜かれますからね。我々の取り分は1日葬だと5万弱、通夜・葬儀でも9万程度、しかもそこから交通費や宿泊費捻出ですからね。

【そしたらウチの父親の戒名1文字だったんですよ】
 はい、嘘つき決定。妄想でツイートするにしても、もうちょい練ろうよ。本願寺派なら本山のサイト開くだけでわかるよ?浄土真宗は釋◯◯なのであり得ないです。それか偽物の僧侶(笑)と悪徳葬儀屋に捕まったんでしょうね。可哀想だね・・・
 逆に1文字ってなんだろうな・・・「心」とか?( ´艸`)「志」「戒」とかかな・・・いやこれだと宗教色強いな。故人の名前から一文字とったとかやろな。なんせ適当に名付けたんやろし。
 ここまで書いててふと思ったんだが・・・これがマジだとしたら、喪主(投稿主?)の態度がクッソ悪かったんちゃうか。で、対応した坊主が内心ブチギレたんちゃうかな。
 ちなみに、うちが法名を授与する時は喪主(または施主ともいう)と相談して、名前から一字もらったり故人がどんな方だったか伺って(地元で育ってないのであまりその人の事知らなかったり、我々が応対する時はやっぱりご住職様として応対してもらいますので、普段の様子や素を出してる方はまずいませんのでね)、そこから法名を決めていきます。故人が好きだったものとか、こういう雰囲気だったとかね。

戒律(五戒)とは

 まず戒律について少々。仏教において修行者や僧団が守らなければならない規律。広く宗教一般でも言う。不殺生戒(ふせっしょうかい)・不偸盗戒(ふちゅうとうかい)・不邪淫戒(ふじゃいんかい)・不妄語戒(ふもうごかい) ・不飲酒戒(ふおんじゅかい)の仏教徒が守るべき基本となる5つの戒めのこと。

各戒めの内容はそれぞれ以下の通り。所感もつけておこう(文字数稼ぎ乙!)
【不殺生戒:殺生(生き物を殺すこと)してはならない。】
 →生きていく上での食事は含むんだろうか。さすがに含まないのかな。我々が口にするもので生き物でないものはありませんしね。「いただきます」「ごちそうさまでした」は必ず言いましょう。ほかの生命をいただいて生かされているのですから。

【不偸盗戒:盗みを働いてはいけない。】
 →一般常識なので当たり前。まぁ悪ガキが万引き(ちなみに万引きという犯罪はない。すべて窃盗罪です)してしまうのは・・・犯罪なんだけど戒律破りには違いないから、守れている人って少なそう。特に自己肯定感の低い家庭で育った人とか。学校でイジメを受けた経験のある人も、首謀者に無理強いされてたりありそうやん?

【不邪淫戒:不貞行為(不倫)を行ってはいけない。】
 →夫婦であればギリセーフ。大昔は僧侶は妻帯してはならない。みたいな事があったけど、実際には直系になる子どもはいた訳で。現代科学ならまだしも、大昔に体外受精だのあったとは思えませんのでセーフ。まぁ産んでもらって離れて生活して成長した後に、養子縁組とかで胡麻化してたらしいですけどね。
 今だと某〇居くんが今絶賛炎上中だね。不倫ではないが似たようなもんだろう。Twitter界隈やYouTube見てると、昔の番組風景のshort動画とかあるけど、どんどんキムタクの株が上昇して草なんよ。と同時に中〇くん最悪やな、気持ち悪すぎるやろって・・・感想になるよね。

【不妄語戒:妄言(嘘)をついけはいけない。】
 →これも難しそうだよね。子どもの時に既に破ってる人多そう。俺も嘘が上手になりたいぜ・・・

【不飲酒戒:飲酒(お酒)をしてはいけない。】
 →現代に生きる坊主はほとんど無理では・・・?俺は飲めませんけど。コップ一杯でもアルコール飲料摂取したら動悸が激しくなって頭痛・吐き気(というか吐く)がするんで。経験してるから戒律も破ってるしな!!

浄土真宗ではなぜ法名というのか

 戒律を守れない煩悩具足の凡夫であるから、阿弥陀様に救っていただく他力の教え)・お任せするしかないのだという親鸞聖人の教えより。戒律を守れない自身の愚かさを嘆かれ、すべてを阿弥陀如来にお任せしますという誓いを表す名前のこと。
 この画像はGoogle検索で引っ張ってきたもので浄土宗のものです。浄土真宗では先述のとおり、戒律を守れない我々自身を示す為に法名といいます。画像に則って浄土真宗表記をすると【〇〇院釋〇〇】となります。

【院号】
 本来は新しくお寺を開いた開祖などにつけられるもの。もしくは所属しているお寺に対し貢献された方に対して授与されるものであるが、現代においては新しくお寺を建立するというのは非常に難しく、また新興宗教と間違われてしまう危険性もはらんでいる。
 なので、浄土真宗本願寺派においては主に財的功績を讃えて授与することが通例となっている。本山において最低20万円以上必要であるが、昨今の財政などにより各寺院のみで通用する寺内院号を設定する寺院も多い。本山に正式に申請する場合は、内願手数料として別途10万円以上納めてもらう事が多い(要するに最低30万円~)
 本山に納めたお布施の額に従って豪華になっていく。詳細は本山ホームページ参照していただきたいが、本願寺の国宝 書院にある鴻の間にてお抹茶の接待がついたり、毎年の祥月命日に関して本願寺永代経法要の案内が来たり。
 さらには本願寺で年忌法事をしてもらう際に雅楽演奏がついたり、ご門主みずから導師を勤めたり(この辺までいくと数百万クラスだが)といった形で納める額によりランクがある。

【釋】
 お浄土においてお釈迦様のお弟子になりますよ。釈迦一門の〇〇と申します。というものを表す。浄土真宗においては必ず【釋〇〇】となる。俗世においては煩悩に悩まされて修業ができない分、阿弥陀様のはたらきによって煩悩を浄化していただき、お釈迦様や先達の仏様の指導を受けていくのです。その成果が俗世に残された我々には年忌法事という仏縁となって還ってきます(還相回向)

【道号・位号】
 昔は浄土真宗も使っていた時期がありますが、割と最近正式に使用しなくなっています。もともと浄土真宗教団は皆同じ立場であるという親鸞聖人の御同朋・御同行の教えを元にしているからです。
 差別を否定している教団なのに、ランク付けをするのがそもそもおかしいという理屈ですね。なので使用しません。